一般社団法人 在日韓国商工会議所兵庫 会長

趙　珉　一

（ＣＨＯ ＭＩＮ ＩＬ）
（チョ・ミニル）

～私たち兵庫韓商は、ヒト・モノ・情報・ビジネス等が交流するプラットフォーム
「アジアンパーク」の創生を目指します～

21世紀という新しい世紀から早や20年以上が経過し、“平成”から“令和”時代に入った現在、世界は日々めまぐるしく変化を続けています。特にＩＴ技術の進展は“ヒト”“モノ”“マネー”“技術”“情報”を瞬時に往来するシステムを作り、世界－国－地域を相互に結びつけながらダイナミックな地殻変動を及ぼしています。

私たちが居住する日本社会におきましては、“失われた30年”と呼ばれるほどの長期経済不況によって、物価下落と企業収益の悪化、人員や賃金の削減による失業の増加など悪循環が連鎖的に続いてきました。さらに2019年11月に発生した新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより社会・経済活動の制約と悪化など未曾有の混乱が生じました。

今後、グローバルかつダイナミックな変革期において、さらにコロナパンデミックを機に生まれたニューノーマル時代において、新しい変化・ニーズを的確に捉え、迅速に適応・対応する事業経営並びに事業再構築を進める努力が求められております。
言い換えれば、この大変革期は、より創造的で発展的なパートナーシップとネットワークの形成を求めており、私たちにとって大きなビジネスチャンス（機会）とする時代が到来したともいえるでしょう。

また兵庫県には、コリアン、中国、ベトナム、インドなどアジア系外国人が多数居住し、日々の生活や社会・経済活動を営んでいます。また神戸は開港以来、常に海外からの多彩で多様な文化や新しい気風を取り入れながら魅力ある都市として長きにわたり発展してきました。

この国際港湾都市として歩んできた神戸の強み・魅力・歴史、そして神戸に居住するアジア人のパワーとネットワークを土台とし、ヒト・モノ・情報・ビジネス等が交流するプラットフォーム「アジアンパーク」の創生を私たちは2019年から目指してきました。
私たちが目指すアジアンパークを一言で申し上げるなら、「多文化共生に開かれた港まち神戸のゲートウェイ」です。

今回のホームページのリニューアルを通じて、アジアンパーク創生に向けた様々な取り組みをご紹介させて頂ければと考えております。また私たち商工会議所の様々な事業活動をはじめ、メンバー紹介や兵庫“人”ストーリーなど一人ひとりの顔が見えるものとして、さらにスタートアップ支援や事業経営に役立つサポート媒体としてご利用頂ければ嬉しい限りでございます。