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三宮センター街2丁目商店街
第19回ストリートミュージアム収蔵式開催
韓国ガラス工芸作家・金東希さん「夕焼け」寄贈
本会議所がサポート

金東希さん収蔵作品「夕焼け」
金東希さん収蔵作品「夕焼け」 左から李相烈駐神戸総領事、金東希ガラス工芸作家、久元喜造神戸市長、趙珉一会長、久利計一三宮センター街2丁目商店街振興組合理事長

 神戸・三宮の中心地である三宮センター街2丁目商店街(神戸市中央区、久利計一理事長)で4月6日、芸術作品を路面に埋め込む「ストリートミュージアム」の新作として韓国出身で埼玉県在住のガラス工芸作家・金東希(キム・ドンヒ、35才)の作品「夕焼け」が収蔵されました。
今回の収蔵品に際しては、久利計一二丁目商店街振興組合理事長から趙珉一会長に韓国のガラス工芸作家の作品を収蔵したいとの相談を受け、神戸にもゆかりのある金東希さんを紹介するに至りました。
この「ストリートミュージアム」は1995年1月の阪神淡路大震災を受けて、アート・文化の力によって街を蘇らせる、街創りを進める取り組みの一環として2006年より毎年1作品ずつ同商店街の路面に芸術作品を収蔵しています。
金東希さんは韓国昌原市生まれソウル育ちで、その後兵庫県尼崎市に家族で移住し、神戸芸術工科大学、武蔵野美術大学大学院を卒業後、富山県のガラス工房で活動、現在は埼玉県に工房を構えています。これまで第2回「そば猪口アート公募展・優秀賞」(2013年、長野県)、第53回「日本クラフト展・U35賞」(2014年、東京)したほか、神戸・横浜など多数の展覧会に参加しています。
金東希さんは収蔵作品「夕焼け」に“神戸での大学生活、夕焼けを眺めた時のように、ほっと温かい気持ちになってもらえたら”とのメッセージを添えました。
収蔵式には李相烈駐神戸総領事、久元喜造神戸市長などの来賓をはじめ、行政機関、センター街関係者、KOBE三宮・ひと街創り協議会(本会議所も所属)関係者など多数が参加しました。式典では久利理事長が「神戸にゆかりがあり、また未来に向かう若い芸術家の作品を収蔵することができて深く感謝します。また作品の“夕焼け”は明日の晴天を約束・意味するもので、私どものストリートミュージアムと日韓関係の友好にとって大変意義深いものです」と挨拶を述べるなど、多くの市民が作品「夕焼け」の収蔵を祝いました。